少し日差しが和らいだ4時頃から自宅の前の淀川河川敷を散策した。澄んだ青空の南方に入道雲が広がっており、生駒の山肌もくっきりと眺められる。ああ夏も盛りだ。
 
 散策して新たに発見したことを記そう。

@野球場が4面あり、少年達が大人から指導を受けながら叫びなが
 ら練習に励んでいる。小学1,2年生の児は球拾い役で、余輩も
 転がってきた球を3球投げ返してやったが、自分でも驚くほど弱
 弱しく、小学生にも劣る球道で、しかも肩に少し痛みを覚えた。

A小学生兄妹と父親が釣り糸を垂れていた。なんでもお盆に田舎に
 帰って、子供に釣りをさせたく本日は練習させているとのこと。
 帰り道に再び傍を通ると、「おっちゃん釣れたんよ」と男児が自
 慢げに話しかけてきて、バケツの中のさらに藻草の奥を見せてく
 れる。余輩にとってブラックバスとは初対面であったが、鋭い眼
 と尖った口が獰猛さを感じさせる。

B淀川を走ったり、浮んでいる物が4種類あった。釣り人が2人乗
 った小舟、円形の一人乗りゴムボート(ブラックバスを釣ってい
 た)、水上スクーター3機がエンジンを噴かして爆走、そしてウ
 インドサーフィンが10基ほど豊里大橋の下を往復滑走。

C大橋の下でバーベキューを楽しむグループが数組。アイスクリー
 ムとわらび餅を販売車もちゃっかり駐車しており、また簡易トイ
 レも置かれていた。一度、酒を持参して飲んでみたくなった。

Dサッカーのできる広いフィールドは知っていたが、テニスコート
 が4面あった。

E川辺には菜園が沢山あり、それぞれネットや板で入れないよう仕
 切られている。
 建設省の「耕作禁止」の看板が立ってはいるが、無法に占拠して
 いるんだと自ら話すオジサンに出くわした。それにしてもキュウ
 リやらトマト、里芋などよく育っている。シソも生い茂っている
 ので欲しくなったが、これ勝手に持ち帰ると盗みになるのかな。
Fこの菜園を縫うように、また川岸に沿っても人ひとり通れるよう
 な細い道が造られている。増水したときにどうなるのだろうか?
G淀川は土砂を運んでくるのか、その名のように淀んでいる。

                  (2005年7月21日)
 

 
 
 
盛夏淀川散策
酒の詩歌句集
俳句 淀風庵
創作句集 
創作詩集りべーら
淀風庵へのお便り
平成吟醸会メモリアル
歌人の留置秘話
薄酒物語
銀座カフェ浪漫
酒壺の詩歌
酒ほがひ
西行と遊女を偲ぶ
ヒトゲノムと酒
酒的詩的好奇心
花見セラピー
伊丹郷散策
城南宮曲水の宴
淀川くらわんか舟
平安神宮しだれ桜
四天王寺古本市
酒の詩集との出会い
酒茶論や酒餅合戦
星座と飲み方
血液型と飲酒性向
ソウル居酒紀行
酒歌つれづれよしな記
キッスキッス
チラシ配りの功徳
元気を与える
コーチングとは
メイドカフェ潜入
戦争の悲劇雑感
淀川桜街道ロマン
織田作とネオン太平忌
緑陰シルバー演奏団
公益社俳壇が終幕
祗園宵々々山
少年時代の真夏物語
シスター派遣
盛夏淀川散策
貴船・鞍馬・送り火
気ちがいと生きがい
戦後六十年の空蝉
酒と塩
紅茶と酒の嗜好変化
こだわりの地酒居酒屋(1)
こだわりの地酒居酒屋(2)
高野山クラス会
初の甲子園高校野球
台湾的酒宴回想
川の流れる三番街と球児
\100均の贅沢感
中秋の名月と命日
ダイエー店舗閉鎖にあたり
日本酒の日の地酒吟醸会
キャバレー支配人作家