桜花爛漫の大川辺の大阪帝国ホテルで、顧問先の社長に
よる“物の見方・生き方”についての講演会があった。その
中で印象に残った話が3つある。
一つは、自分を元気づける方法であり、例えば、朝起き
るときに、
「今日も誰かが私を待っている」
「今日も元気だ、大丈夫だ!」
と思いなさいと。
二つ目は、人を元気づける方法についてで、
「微笑み」(フランス語のOuiと話すときの口角の上が
ったスマイル)
「声に出しての挨拶」
「相手に関心を示す言葉がけ」
の3つを心がけよと。
無視されるほど辛いことはないが、十度の言葉がけを差
し上げれば「辛い」の字は「幸い」に変化するのだと。
最後に、人の成功は二次曲線であるとの話で、資産作り
に喩えれば、ある時期はコツコツ我慢して少しずつ蓄える、
これにじっと耐えられないと、その次にくる加速度的な蓄
財にまで至らない。
苦労して会社を立ち上げた社長の話だけに、なるほどと、
身につまされながら、聴いているうちに活力をもらい、そ
して花の精気を浴びながら帰途についた。 (2005年4月13日)
元気を与える
俳句 淀風庵