昨日、ソウルから戻った。帰りの便が、出発間際にエンジントラブルとかで、30分以上遅れて出発。
大阪に着いたら、ロンドンの地下鉄テロの報道、コリアンエアも何らかの警戒策をとったのかもしれないと思うとぞっとする。
4日間、ソウルの江南地区のビジネス街で仕事したが、男性はほとんどがノータイ、半袖シャツであった。これは、夏場は常識化しているとのこと。
また、屋内禁煙という高層ビルが目立ち、ビルの戸外で喫煙する男性がたむろしていた。
いずれにしても、日本のマネなんかじゃなく、先を進んでいるようだ。ただ、屋台のおでん屋で、酒は置いていないと言われたのはショックだったが。血気盛んなコリアン、飲んで客同士が暴発するのを防ぐためかな?
ところで夜の楽しみといえば、仁寺洞とアックジョンの繁華街で飲んだことだ。仁寺洞では「ちょん」というインテリアに凝った伝統民族居酒屋で飲んだドンドンジュ(米原料の濁り酒)や清酒「清河」には満足した。
仁寺洞では、チョン・サンビョンという詩人の未亡人が経営している「帰天」という、テーブルが6つほどしかない小さな喫茶店も居酒屋と同じ路地にあって、立ち寄れた。
奥さんは不在だったが、酒の詩も書いた逆境の詩人の小さな安らぎの場を確認できたことはなにより嬉しい。
そのサイト。
アックジョンから近いロデオ通りで、名古屋本社のG会社が展開する「HAIKARAYA」という大正浪漫を売り物にする居酒屋で「真露」などを飲 んだ。
ソウルでこんなコンセプトの店があることには驚いたが、和民の少グループ用スペースの内装ほどではなかった。
その近くに若者をターゲットにした洒落たカクテルバーがあり、「テキーラサンライズ」を飲んだが、のどごしスッキリ。
夜毎、締めくくりは宿舎のレンタルルームホテルの1階にあるテラスで揚げポテトをつまみながら韓国焼酎「真露」を飲む。
ああ、赤鼻、赤ら顔も良き哉。
(2005年7月28日)
ソウル居酒紀行
俳句 淀風庵