北海道 道産酒に 開拓精神おとろえず
青森  津軽路の 太宰も呑んだ「もつけ酒」
岩手  風雪耐え 進取のこころ岩手酒
宮城  情と理と ありて宮城の酒は伊達
秋田  水ぬるみ 出羽路の蔵に春が来る
山形  新蕎麦と 仏蘭西料理で羽前酒
福島  若き血が 心受け継ぐ会津酒魂
茨城  常陸路は 波濤の涯の虹の酒
栃木  時満ちて 本流まぢか栃木酒
群馬  上州の 野にうま酒は割拠して
埼玉  大陸の 風薫る酒埼玉路
千葉  房総の 酒は波濤を乗り越えて
東京  東京の 酒のむこうの遠い空
神奈川 洗練と 土の匂いの相模酒
新潟  雪の中 越後は造りの真っ最中
富山・石川 野分過ぎて 加賀・越中のみのり酒
石川  能登半島 杜氏の里で呑む酒は
福井  越前は 蕎麦と銘酒と武将と
山梨  酒は人 人は優しさ甲斐の酒
長野  安曇野の アルプスの水で醸す酒
岐阜  新酒汲む 飛騨の街並み野趣と粋
静岡  静岡の 名高き酒で美味三昧
愛知  英雄の 裔たち醸す愛知酒
三重  伊賀に伊勢 忍びて開く隠し酒
滋賀  真心で 風雪超える近江酒
京都  祇園会や 伏見の酒の深さかな
大阪・兵庫 夏草や 河内・但馬の蔵の夢
兵庫  よみがえれ 神戸の街と灘の酒
奈良  大和路は 酒もまほろば人くさし
和歌山 和歌山の 酒は独立不羈にして
鳥取  鳥取県 智頭の谷間の杉の酒
島根・岡山 春爛漫 備中・出雲の気骨骨
広島  広島の 酒は絆で試練越え
山口  長州の 紅葉に映える志士の酒
徳島  阿波の国 空から下る川の酒
香川・高知 陽の高き土佐と讃岐のがんこ酒
愛媛  よき米を 俳味で磨く伊予の酒
福岡  白秋も 呑んだか筑後の叙情酒
佐賀  佐賀酒は 武士道なりと見つけたり
長崎  肥前酒は 大地踏みしめ海望み
熊本  日本酒の 魂を継ぐ肥後の技
大分  湯の豊後 律儀な酒の色気かな
宮崎  旅のおわり 国のはじめの日向酒
鹿児島 焼酎に チェスト!薩摩の隼人たち
奄美大島 奄美のセェ 哀しいほどに甘露なり
沖縄  琉球の 誇る日本酒ここにあり




創作句集 
酒の詩歌句集目次
   最近テレビでも社会・政治批評で見かける勝谷誠彦氏
(1960年兵庫県生まれ)が足掛け8年をかけて全都道府県の酒蔵を廻って書き上げたのが『にっぽん蔵々紀行』です。
 ほぼ1県につき2,3の蔵を廻るものだが、都道府県別の見出しは俳句で紹介されているのが洒落ています。 由 無
    参考:勝谷誠彦『にっぽん蔵々紀行』(光文社文庫)
           『続・にっぽん蔵々紀行』
       
吟醸抄 
俳句 淀風庵
俳句
吟酒浪漫行
山頭火吟遊酒句
一茶ほろにが酒句
芭蕉・其角の洒落句
井月の漂泊酒句
蕪村ほんわか酒句
続・山頭火吟遊酒句
近現代酒句選
近現代酒句選(続)
平成吟醸会メモリアル
創作詩集りべーら
淀風庵へのお便り
欧州
中東
中国
中南米
米国
韓国
酒歌つれづれよしな記
四季折々の酒句(夏)T
四季折々の酒句(夏)U
四季折々の酒句(秋)T
四季折々の酒句(秋)U
四季折々の酒句(冬)T
四季折々の酒句(冬)U
四季折々の酒句(冬)V
民歌謡
粋歌
川柳
古詩歌
短歌
四季折々の酒句(秋)V
四季折々の酒句(春)
四季折々の酒句(新年)