酒 の 歌 謡 詩
酒は涙か 溜息か
心のうさの 捨てどころ
遠いえにしの かの人に
夜毎の夢の 切なさよ
酒は涙か 溜息か
かなしい恋の 捨てどころ
忘れた筈の かの人に
のこる心を なんとしょう
酒は涙か溜息か
作詞:高橋掬太郎
作曲:古賀政男
酒は飲め飲め 飲むならば
日の本一の この槍を
飲みとるほどに 飲むならば
これぞまことの 黒田武士
ひとり酒場で 飲む酒は
別れ涙の 味がする
飲んで棄てたい 面影が
飲めばグラスに また浮かぶ
作詞:石本美由起
作曲:古賀政男
悲しい酒
うらみっこなしで 別れましょうね
さらりと水に すべて流して
心配しないで ひとりっきりは
子供の頃から なれているのよ
それでもたまに 淋しくなったら
二人でお酒を 飲みましょうね
飲みましょうね
作詞:山上路夫
作曲:平尾昌晃
二人でお酒を
黒田節
福岡県民謡
嗚呼(ああ)玉杯に花うけて
緑酒(りょくしゅ)に月の影宿し
治安の夢に耽(ふけ)りたる
栄華の巷(ちまた)低く見て
向ケ岡にそそり立つ
五寮の健児意気高し
作詞:矢野勘治作曲:楠正一
嗚呼玉杯に花うけて
涙には 幾つもの 想い出がある
心にも 幾つかの 傷もある
ひとり酒 手酌酒 演歌を聞きながら
ホロリ酒 そんな夜も
たまにゃなァ いいさ
・・・・・
詫びながら 手酌酒 演歌を聞きなら
愛してる これからも
わかるよなァ 酒よ
わかるよなァ 酒よ
作詞・作曲:吉 幾三
酒 よ
悲しさまぎらす この酒を
誰が名付けた 夢追い酒と
あなたはなぜなぜ わたしを捨てた
みんなあげて つくしたその果てに
夜の酒場で ひとり泣く
作詞:星野栄一
作曲:遠藤 実
夢追い酒
男には 心の 女(ひと)がいる
ゆらゆら揺れてる 女がいる
長い黒髪 涙のしずく
想い出の道 はまなすの花
今夜もどこかの居酒屋で
どこへ行こうか 人生夜汽車
作詞:荒木とよひさ
作曲:弦 哲也
人生夜汽車
酒をテーマにした唄には「黒田節」や「嗚呼玉杯に花うけて」のように意気軒昂たる民謡や学生歌もありますが、演歌といえば、酒をあおりながら未練がある人を心の中で断ち切ろうとすれど、なお募りくる切ない想いを連綿と綴った歌詞がほとんどですね。由 無
無理して飲んじゃいけないと
肩をやさしく 抱きよせた
あの人 どうしているかしら
噂をきけば あいたくて
おもいで酒に 酔うばかり
作詞:高田直和
作曲:梅谷忠洋
おもいで酒
(一校寮歌)
俳句 淀風庵