酒 の 歌 謡 詩(続)
浴衣の君は
尾花(ススキ)の簪(カンザシ)
熱燗徳利の首 つまんで
もういっぱいいかがなんて
妙に 色っぽいね
僕はすっかり
酔っちまって
君の膝枕に うっとり
もう飲みすぎちまって
君を抱く気にも なれないみたい
旅の宿
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
お酒はぬるめの 燗がいい
肴はあぶった イカでいい
女は無口な ひとがいい
灯りはぼんやり 灯りゃいい
しみじみ飲めば しみじみと
想い出だけが 行き過ぎる
涙がポロリと こぼれたら
歌い出すのさ 舟唄を
沖のかもめに 深酒させてヨ
いとしあの娘とヨ
朝寝するダンチョネ
作詞:阿久悠
作曲:浜 圭介
舟 唄
阿久悠さんは2007年8月に70歳で死去された。5,000曲以上の作詞のなかで、酒の歌もカラオケで人気の「居酒屋」を初め「舟唄」や「時代おくれ」などヒット作があります。
なお、演歌で「酒、もしくは酒を飲むシーン」が歌いこまれている曲は昭和30年代が16%であったのに対して50年代以降は約40%にまで増えているそうである。(山下諭一氏調べの5千曲) また、そのうち暗いムードの曲が74%を占めている。 由 無
参考:旅の文化研究所『落語にみる江戸の酒文化』
俳句 淀風庵
もしも きらいでなかったら
何か一杯 のんでくれ
そうね ダブルのバーボンを
遠慮しないでいただくわ
名前聞くほど 野暮じゃない
まして 身の上話など
そうよ たまたま 居酒屋で
横にすわった だけだもの
絵もない 花もない 歌もない
飾る言葉も 洒落もない
そんな居酒屋で
居酒屋
作詞:阿久 悠
作曲:大野克夫
(デュエット曲)
生きてゆくのが つらい日は
おまえと酒が あればいい
飲もうよ 俺とふたりきり
誰に遠慮が いるものか
惚れたどうしさ
おまえとふたり酒
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
ふたり酒