幕末の尊王攘夷派の志士で、倒幕・大政
  奉還を成功させることに奮闘した土佐藩士・坂本龍馬と
長州藩士・高杉晋作が、酒そして女を愛することを堂々と謳いあげた意気盛んな詩を紹介します。晋作は祇園の芸妓に惚れて、よく自作の都々逸を三味線を弾きながら唄っていたと伝えられています。  文武両道の両傑とも志の成就を目前に、30歳前・後で夭逝し   ています。由 無
        参考:司馬遼太郎『竜馬がゆく』

     
吟醸抄 
龍馬・晋作の愛酒詩
創作句集 
酒の詩歌句集目次
坂本龍馬「愛酒詩」
*心を開く
高杉晋作「煙管自讃」
「酔中の作 」
酒者可呑酒可飮
人生只有酒開膽
醉中快樂人無知
大地爲蓐天爲衣
英雄生涯眞乎夢
厭迄呑酒醉美姫
                         
酒というものは呑む可し 酒飮む可し
人生只だ酒有りて 膽を開く
醉中の快楽を 人知る無し
大地を蓐(しとね)と為し 天を衣と為す
英雄の生涯 真に夢のよう
厭く迄酒を呑みて 美姫に醉はん





詩酒可愛
美人可憐
時喫煙去
一息過天

詩酒愛すべし 美人憐れむべし
時に喫煙して去り 一息天を過ぐ




酒色宜為楽 
人生五十年
置心高妙処 
天地皆茫然

酒色宜しく楽を為すべし 人生は五十年
心を高妙の処に置けば 天地皆茫然たり





  
    坂本龍馬
天保6年(1835)〜慶応3年(1867)。土佐藩を脱藩。海軍塾や海軍操練所で身につけた航海術をいかして、長崎に商業と海運業を兼ねて「亀山社中」(のちの海援隊)をつくる。
   高杉晋作
天保10年(1839)〜慶応3年(1867)。奇兵隊を編制。吟を詠じ三味を弾く洒落者でもあるが、約370の漢詩、俳句他を残す。辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく 住みなすものは こころなりけり」。
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