一期一会の情景と心情が一瞬に感応し、魂の琴線に触れる詩として詠うことができれば、これほど嬉しいことはありません。
ようこそ淀風庵へ…
大阪は淀川の辺りの寓居にて眼下の悠然たる流れ、見晴るかす生駒・信貴山系、そして市街の目くるめく夜景に癒されながら、日々俳句と酒と徘徊を愉しんでおります。
なにとぞ、よしなに。
淀風庵 由無
〔由無い〕
かいがない、無駄である
くだらない、理由のない
手段方法がない、無関係
〔よしなに〕
よろしく、よいように
’11.11.6更新
難波江の芦のかりねのひとよゆゑみをつくしてや恋ひわたるべき
(皇嘉門院別当)
わびぬれば今はた同じ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思う
(元良親王)
難波潟みじかき芦のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよと
(伊勢)
世の中を厭ふまでこそ難からめかりのやどりを惜しむ君かな
(西行法師)
世を厭ふ人とし聞けばかりの宿に心とむなと思ふばかりぞ
(遊女 妙)
難波津をこぎ出て見れば神さぶる生駒高嶺に雲ぞたなびく
(大田部三成)
難波津に装ひ装ひて今日の日や出でて罷らむ見る母なしに
(丸子連麻呂)
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BGM:水色の風
MIDI作者:Windy
http://windy.vis.ne.jp/art
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淀川・江口の里にて(新古今和歌集)
難波津を詠んだ万葉歌
難波津、淀川辺りを詠んだ古歌(小倉百人一首)
(よしな)